• SPECIFICATION

     

    DISCOVERED ON 1992.10.08

    THE CHARACTER

     

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    GRAIN-特徴-

    CHARACTER

    M1とは南インドで主に墓石用として産出される「緑色」の花崗岩で、濃い緑の部分と白い石目の分が斑に入る、中間色とも呼ばれる石である。

    M1の「M」とは緑、もしくはMediumのM、そして「1」は最初という意味である。

    最大の特徴は艶の良さにある。

    実際に墓石が建立されると、小さなサンプルだけでは決してわからない、深い輝きと奥行きを感じることの出来る数少ない石である。

    またこの事は耐久性の証明でもあり、雨風による風化に非常に強い石でと言う事でもある。
    20年以上前に建立されたM1でも、色褪せることなく屹立しているその姿は、最初のインド緑の石、というだけでなく最高のインド緑の石、と言っても過言では無いだろう。

    Map data ©2015 Google

    HISTORY-歴史-

    100000000 years

    -M1丁場が本格的に稼働するのは1992年10月のことである-

    1980年代中盤から緑色の石は南インドで産出されていたが、その殆どが時間の経過とともに錆びていってしまう、実用に耐えないものであった。

    1991年11月、通算50回目の訪印中であった前野は、ある工場に持ち込まれた破片がどうも気になっていた。

    低品質の中間色石があふれる中で、今までに見たことの無いような特徴を持った代物であったからである。

     

    この石に可能性を感じた彼は約1年かけてしらみつぶしにアンドラプラディシュ州の山々を周り、ついに辿りついたのがハイデラバードから100kmほど離れたジュラパレ近郊の岩脈であった。

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    QUARRY-採石場-

    In the field

    ようやく発見したその岩脈は辿り着くまでに地形が入り組み、ローカルの人間では上手に運搬が出来ず、採掘量も微々たるものに留まっていた。
     

    そこで前野は当時持っていたコネを最大限に使い、有能な石材のエージェントとして名を知られたSUNSHINE GRANITEと数度にわたる交渉の後、共同開発の話をつけたのである。

    そしてそのSUNSHINEが土地、開発の権利を買い取り、さらにタミル・ナードゥ州に加工工場まで新設し本格的に採掘が始動した。

     

    それから25年、現在も変わらず安定した品質を保ち続け、年間数千トンの産出量を誇っており、また採掘開始から現在まで石目が殆ど変わらない稀有な花崗岩である。

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    ROUGH BLOCK-原石-

    Square one

    原石とは採石場(石材業界では丁場と呼ばれる)から火薬やワイヤーソーなどを用い切り出した石の塊である。

    かつてはこの原石を日本に運び石材店や建設会社に売ることが商社の主な事業であった。

     

    縦に入った筋はスプリットドリルの痕であるが、M1の丁場はブロック状に切り出しやすい地形であり、また掘削も丁寧に行われており、その結果取り出された石の内部等に傷などの瑕疵が非常に少ない。

     

    このことは墓石を作ることにおいて非常に重要な意味を持っており、この原石から切り出され加工された製品は、建立された後の安心、安定感が変わってくる。

     

    採石の手順が雑であると、建立後にでるトラブルの可能性が高くなり、たとえその石の金額が安かったとしても、交換や再加工の手配が必要となり、結果として高くついてしまうだろう。

     

    丁場開業から停止までが短いスパンで行われている当地において、25年間安定採掘されている事は重要なファクターである。